男は外で働き、女は家を守るべし
今どきこんなことを言われたら、猛反発します。
私自身。
気分を害した方がいたら、ごめんなさい。
新年早々に、刺激の強いタイトルだったかもしれません。
「男は外で働き、女は家を守るべし」
この考え方って、そもそもどうして始まったのでしょう。
だって、日本だけじゃなくて、海外でも昔はこれが当たり前だった時代がありますよね。
それって不思議。
最近、学校へ行っていないお子さんたちに「結婚」というタイトルで授業をさせてもらっています。
結婚とは言っても、保健体育的な内容でも、性的な内容でもなく。
結婚にいかに興味を持ってもらうかを考えて授業を作っています。
結婚の始まり、世界の結婚式、婚姻届って見たことある?
そんな内容の授業です。
若い人たちの結婚への興味を高めていくことをライフワークとして考えている私にとっては、とてもありがたい環境ですし、
私自身、結婚の歴史や文化について学ぶ機会の多い時間なのです。
話が脱線しましたが。
この「結婚」の授業を行うにあたって色々調べていたところ、
男は外で働き、女は家を守るべしが始まった理由は人類の進化の過程にある、とわかったのです。
類人猿が直立2足歩行を始めたことがきっかけだそうです。
その昔、2足歩行を始めた類人猿は、その歩行スタイルに合わせて体が変化していきましたが、女性の骨盤の形も変化して、産道が狭くなりました。
そのため、生まれた途端に自分で歩行を始められるような大きさの赤ちゃんを出産することが困難になり、早産になっていったというのです。
早産になった結果、生まれた赤ちゃんには抱きかかえ、世話をする人が必要になり、それは母乳の出る女性の役目となりました。
しかし、お母さんも栄養を取らなくては母乳が出ない。
何もできない赤ちゃんを置いて食べ物を取りには行ってしまっては、外敵に赤ちゃんを食べられてしまう。
そこで初めて、父親という存在が必要になり、父親は外へ出て食べ物を取り、与え、外敵から家族を守り、母親は家の中で赤ちゃんを守り育てる、という結婚の形ができた、ということです。
ヘレンEフィシャーさんの説でした。
だから何、というわけではないんです。
ヘェ〜、って思ったから、共有です。笑
なんとなく、ものの始まりを知る、というのには意味がある気がして。
改めて私自身が思うこと。
現代の結婚の形は、性別にとらわれず、二人のスタイルで二人の家庭を作っていくものだと思っています。
家事の分担とかって言葉も、それも違う気がしていて。
分担というよりは、共有。
自分たちの家だから、やるべきことは共有して心地よく過ごしていく。
そんなスタイルが理想かなと思っています。
皆さんはどう思いますか?
2020年、様々な国からたくさんの人が日本へやってきます。
違いを認め合って、価値観を広げるチャンスです。
広がった価値観で、素敵なパートナーと出会ってくださいね。