「代表・松浦が、婚活マンガ家さんの取材を受けました!」

このたび、「マッチモア」代表の松浦千恵が、マンガ誌『ビッグコミックスペリオール』で婚活マンガ「タカオさんの婚活」を掲載中のマンガ家・真田タカオさんから取材を受けました。

その取材の模様をお届けします。

取材の様子を撮影した動画もこのページの最後に掲載しています。
ぜひご覧ください。

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■婚活コミュニティサービス「マッチモア」とは?

―― このたびは、取材を受けていただき、ありがとうございます。僕は、もう5年以上、婚活をしているのですが、全然うまくいかなくて、ついにはたまりたまった失敗談をネタにマンガ家デビューしてしまったのですが、今回は、結婚相談所ではなく“結婚コミュニティ”を運営される松浦さんの結婚観やこれまでのご経験を語っていただき、僕の婚活に活かすとともに、より多くの方に「マッチモア」を知ってもらうきっかけになればと思っています。どうぞ、よろしくお願いします!

松浦 よろしくお願いします。

―― 早速ですが、「マッチモア」について改めて教えていただけますか?

松浦 すごく簡単にいうと、“人間同士の縁結びの場所”です。

―― サービスというより“場所”なんですね?

松浦 そうですね、“場所”という表現が近いかもしれません。具体的には、より良い人生を特別な誰かと歩いて行きたいなという風に思っている方たちが集っていただいて、語り合っていただいて、出会っていくという場所の提供をしています。

―― なるほど。SNSとかともちょっと違う?

松浦 そうですね。私たちは“コミュニティ”と呼んでいます。

―― “コミュニティ”と他の婚活サービスとの違いは、どんな点にあるとお考えですか?

松浦 違いは、大きくは2つあります。1つ目は、「「個」に焦点を当てている点」。2つ目は、「会員同士が継続的な関係になれる」という点です。

―― まずは、1つ目の違いについて教えてください。「個」というのは、ユーザー個人ということですか?

松浦 そうです。一般的な婚活サービスは、「こういう人が結婚しやすいんですよ」という前例や価値観があって、そこにユーザーが合わせていくことでカップルを成立させるシステムのサービスが多いんですね。

―― 確かに、結婚相談所とかでも、そういうアドバイスされますもんね。「もっと、清潔感のある服装をしましょう」とか。

松浦 私たちのコミュニティでは、3つの理念を掲げていて、1つ目は「様々な価値観が受け止められる優しい場所」。2つ目は「令和の恋愛観・結婚観にアップデートした新しい価値観を持つ人が集まる場所」。3つ目が「世間の基準ではなくて、自分なりの価値基準を見つめなおす機会を提供して、自分なりの価値観でより納得感のある人と出会う場所」としているんですが、総合すると、「個」の価値観に焦点を当て、お互いがその価値観を認める相手と出会ってもらう、ということに重きを置いています。

―― 「社会の基準」よりも「個人の価値観」を優先しているんですね。

松浦 そうですね。世間的な基準に合わせるのではなく、ご自分の価値観を大事にしてもらうという点が、他との大きな違いかなと思います。

―― その実現を目指す場所が“コミュニティ”ということですね?

松浦 はい。“コミュニティ”の中では、自分がどういう価値観を持っているかを人に話す機会を積極的に設けています。それは、“イベント”であったり、2人で話せる機会であったり、楽しみながら相互理解が深められるゲームであったり様々なアプローチがありますが、まずは性別ではなく、“自分がどんな人間なのか”ということを、“コミュニティ”内で伝えてもらうことから始めていただいています。

―― “コミュニティ”は、まさに小さな社会かと思いますが、その中で個人間のコミュニケーションはどうやって行っていくんですか?

松浦 “コミュニティ”の中に、さらに小さなグループがいくつもあって、例えば、「アウトドアが好きな人」とか「音楽が好きな人」とか同じような趣味の人が集まってお話をしたりできるようになっています。最近だと、「ガンダムが好きな人」のグループが盛り上がっていますね。

―― ガンダムですか!?女性も??

松浦 男女ともにガンダムの話で盛り上がってらっしゃいますよ。私はあまり詳しくありませんが、どのガンダムが好きかで色々わかるみたいですね。

―― なるほど。いきなり男女の出会いではなく、まずは共通の趣味を持つ友人としてスタートできるわけですね。

松浦 そうなんです。今後は、私たちからも、そういう同じ趣味を持つ人たちが集まりやすくなる機会を、より多く作っていきたいなと考えています。

―― メンバーさん発信で“コミュニティ”が充実していくわけですね!

松浦 そういう柔軟なところも“コミュニティ”の魅力かなと思っています。

―― 続いて、他社のサービスとの2つ目の違いについて教えていただけますか?

松浦 2つ目は、「会員同士が継続的な関係になれる」点なんですが、これは普通の婚活サービスと、真逆のことをしています。

―― 真逆といいますと?

松浦 一般的な婚活サービスだと、リアルにしろネットにしろ、知り合って、早い段階で結婚相手として「アリ」か「ナシ」かを判断しますよね?もちろん、そこには多少の条件が加味されたりして迷いは生じるとは思いますが、基本的には、1~2回きりの関係というのが多いと思うんです。

―― 確かに!僕も何度お茶をおごったことか・・・。そして、全部、発展しなかったなぁ・・・。

松浦 そういう方もたくさんいらっしゃいますよね(苦笑)うちは、スタート地点が“コミュニティ”という仮想空間なので、すべての会員様は必ず“コミュニティ”にやってきます。そして、退会するまで、すべての出来事は“コミュニティ”内で起こります。そうすると、そこには会員同士の継続的な関係が生まれます。

―― まるで、学校のクラスメイトや会社の同僚とかに近い関係性ですね。

松浦 そうなんです。これまでの婚活サービスだと、1回勝負で自分の魅力をアピールしないといけませんでしたが、“コミュニティ”では、何気ない会話の中から、自分の人間性を伝えることも出来ますし、逆に相手のことを知ることもできます。

―― リアル社会のようにゆっくりと距離を縮めることができるんですね!

松浦 「恋は半径5メートルで生まれる」とも言いますが、同じ空間を共にする時間が長ければ長いほど、その人の色々な面が見えてきて、当然、そこには“魅力”と感じる要素もあるわけで、「気づいたら好きだった」のようなことが起きうるのも、“コミュニティ”の魅力かなと思います。

―― なるほど!「好き」までの準備体操ができるわけですね!?

松浦 そうですね。その準備体操が、「共通の話題探し」だったり「共通の体験や思い出の話」だったり、「最近ハマっていることの話」だったり、時には、リアルなイベントだったりと、色々用意されているのが“コミュニティ”なんです。

―― 助走がしっかりしてる分、出たとこ勝負にならなくていいから、僕みたいなタイプにとって、まさに打ってつけの場所ですね!

松浦 ご入会、お待ちしております(笑)

■出会う前から結婚後までプロ集団がサポート

―― 結婚に向けてのサポートのひとつが“コミュニティ”かと思いますが、「マッチモア」のサポートは、どの段階からはじまるんですか?

松浦 最初のサポートは、「自分がどんな人を求めているのか」という、ご自身の結婚像と向き合っていただくところから始まります。

―― 異性に出会う前からサポートが始まるんですね!それは珍しいですよね?

松浦 そうかもしれません。私たちは、「自分の結婚像と向き合うこと」を大切にしていますので、まずはそこから一緒に歩み始めます。

―― 例えば、「結婚したい気持ちはあるけれど、どういう人が自分に合ってるのか、どんな結婚スタイルを求めればいいか全然わからない」という人がやってきたらどうしますか?

松浦 任せてください。“その人がどうありたいか”ということを一緒に考えながら、結婚したい気持ちの整理も一緒にしますし、その方の理想とする結婚生活像も一緒に考えます。その中で、合いそうな方がいたら、自然に出会えるタイミングをご用意します。

―― なるほど。それらすべてが“コミュニティ”内で行われていくわけですね?

松浦 その通りです。結婚を前に迷うのは、むしろ当たり前ですし、どうしても、結婚って“一発勝負”のイメージが強いので、その分、慎重になるのも、「間違っちゃいけない」という気持ちが強く働くのもわかります。私たちは、その迷いに寄り添いながら、結婚までの道のりをサポートさせていただけたらと考えています。

―― ちなみに、“コミュニティ”内で仲を深めて、交際に発展した方って、どれぐらいいるんですか?

松浦 サービス開始が今年の4月なので、交際に発展した方は、まだ0組なんですが、私が端から見ていて「あ~、すごく惹かれ合ってるな~どっちから切り出すんだろう」という、今にもカップルになりそうな方は、3~4組いらっしゃいます。

―― おお!それは今後が気になりますね!いまはコロナの関係で、やりとりはオンライン上だけですよね?それでも、その雰囲気に気付くものなんですか?

松浦 この業界、長いですから(笑)きっと、コロナが終息して、実際に会えるようになったら、「素敵なカップルになるんだろうな」という方たちは、他にも何組もいらっしゃいますよ。

―― それは楽しみですね!ちなみに、「マッチモア」が結婚相談所がメインだった頃は、何組ぐらい結婚まで至ったんですか?

松浦 7年間で約80組です。

―― ということは、ほぼ毎月1組が結婚してた計算になりますね。松浦さん、縁結びの達人じゃないですか!

松浦 いえいえ。それも含めてご縁ですから(笑)

―― 話を戻しますが、“コミュニティ”内で気になる異性が出来てからは、どんなサポートが受けられるんですか?

松浦 気になる異性が出来てからは、コミュニケーションの取り方だったりとか、必要に応じてデートのアドバイスをさせていただいたりもします。おふたりの交際が発展して、ご両親への挨拶やプロポーズをするとなった場合にも、ご要望いただきましたら、全力でサポートさせていただきます。

―― 両親にはどんな挨拶をしたらいいとか、指輪はこういうのがいいとか、そういうこともですか?

松浦 そうですね。「マッチモア」の理念に共感した専門スタッフが、その都度、必要なことをアドバイスさせていただく形をとっています。

―― 専門スタッフには、どんな方がいらっしゃるんですか?

松浦 例えば、衣装のアドバイスならプロのスタイリストが、結婚に際しての自分磨きならプロのエステティシャンが、中には、婚前契約をちゃんとしたいという方もいらっしゃって、そんな時は弁護士に協力してもらいました。

―― すごい!あらゆるジャンルの専門家が揃ってるんですね!

松浦 ほかにも、新居選びをお手伝いしてくれる不動産の専門家や、結婚式には欠かせないウェディングプランナーもいますよ。

―― 心強すぎます!出会う前から結婚まで、松浦さんと専門家チームがずっとサポートしてくれるんですね!

松浦 そうですね。みなさん、理念に共感してくださったプロの方々なので、本当に頼もしいです。そんな中で私は、結婚に際しての“プリマリタルカウンセリング”をさせていただくことが多いですね。

―― プリマリ・・・?

松浦 「結婚前の意識のすり合わせ」です。例えば、経済面とか親や子どものこととか、2人だとなかなか話しにくいことを、第三者として間に入って、結婚後にズレが生じないように、納得いくまで話し合うお手伝いをしています。

―― なるほど。確かにそこは盲点ですね。

松浦 実は、そういうことをあまり話し合わずに結婚してしまう方もけっこういて、後々、小さなズレが大きな亀裂になってしまうということもよくあるんです。そこで私たちは、そうならないように結婚前の話し合いのサポートをさせていただいています。

―― 充実のサポート体制ですね!そして、結婚に至って、卒業されていくんですね。

松浦 私たちは、「結婚後」までサポートさせていただいております。結婚生活での悩みやトラブルのご相談も受け付けております。

―― 「結婚」で一区切りじゃないんですね!出会う前から結婚後の人生までずっとサポートしていただけるなんてすごい!松浦さんたちにお任せしたら、絶対、結婚できる気がしてきました!

松浦 ご入会、お待ちしております(笑)

■「条件」で出会う婚活はもう古い

―― 「マッチモア」の婚活コミュニティというスタイルは、非常に新しいと思うんですが、現在は、どんな方が会員登録されているんですか?例えば、男女比や平均年齢はどれぐらいですか?

松浦 現在の男女比は、ちょうど半分ぐらいですね。年齢層でいうと、30~40代の方が多いですね。職業でいうと、会社員の方が多いです。

―― 規模感的には、どれぐらいの方が利用されているんでしょうか?

松浦 今年4月に「マッチモア」が結婚相談所から“コミュニティ”という形にリニューアルしてからは、50名前後(2020年5月時点)の方が登録されています。去年まで私が個人で運営していた結婚相談所の会員様が200名ほどおりまして、いまは、そちらの既存会員様に“コミュニティ”をお勧めしているところです。

―― まったくの新規会員でも加入することはできるんですか?

松浦 もちろんです。結婚相談所を経由せず、いきなり“コミュニティ”に加入された方もけっこういらっしゃいますよ。ちなみに、ひとつの目標として、既存の方、新規の方合わせて、年内に登録者数150人ぐらいの規模に出来ればと思っています。

―― まさに絶賛募集中ということですね。どんな方だと、“コミュニティ”をうまく活用できそうですか?

松浦 「自分自身で自分の人生をより良くとしたい」とお考え方は、きっと楽しんでいただけると思います。具体的には、「結婚」をきっかけに自分を変えたいという受動的な考えではなく、能動的に自分の人生を変えていきたいと思っていて、その選択肢のひとつとして「結婚」を捉えている方だと、「マッチモア」の理念とも合致するので、不一致が少ないと思います。

―― 「結婚」をゴールではなく、人生のプロセスと捉えている方ということですね?

松浦 そうですね。そして、そういう方って、一般的な婚活サービスに満足していない方が多いのではないかと思っています。

―― 例えば、結婚相談所とかマッチングアプリとかですか?

松浦 ええ。サービスの性質上、仕方ないことではあるかと思いますが、どうしても最初の入口が「条件」の検索になるんですよね。女性なら男性の「年収」、男性なら女性の「年齢」とか。

―― なるほど。確かに、ほとんどの婚活サービスって、最初に詳細なプロフィールを作るところから始まりますよね。

松浦 でも、いざ「条件」で考え始めると、「自分に合った人」を探すというよりも、「自分が欲しいスペックを持った人」や「自分をより良く見せてくれる人」を探してしまいがちだと思うんです。

―― 男性の条件で例えるなら、「35歳」「年収1500万円」「身長180cm」「会社経営」「港区在住」みたいなことですか?

松浦 ニュアンス的にはそんな感じですね。でもそれって、人間としての情報がゼロだと思うんです。誰もがうらやむスペックの持ち主が、自分にとって最高のパートナーとは限らないと、私は思うんです。

―― 僕もそう思います。検索できるスペックはあくまで情報でしかなくて、人間性や性格はわからないですもんね。

松浦 そういった“一般的にいい”とされている「年齢」や「収入」といったフィルターを通してスタートする婚活に、長年、違和感をいだいていて、何か違う形にできないかずっと考えていました。本来、人と人との出会いはもっと自由でいいと思うんですよ。

―― 「収入」とか「身長」とか、社会を相対的に見て作られた分類から「検索」して始まるような人間関係は、不自然ということですね?

松浦 そうです。世間や他人の条件がどうであれ、「自分という人がどういう人間なのか、そんな自分に合う人はどういう人間なのか」ということを、自分主体で考えた、その延長線上に“結婚”があるのが理想じゃないかなと思ったんです。

―― そう思ったきっかけは、なんだったんですか?

松浦 私、離婚してるんですけど、子どもがある程度の年齢になった時に、再婚した方が生きやすいんじゃないのかな?と思ったことがあったんです。それで、結婚相談所に行ったんですが、そこで感じたことは、きっかけのひとつかもしれません。

―― いくつぐらいの頃のお話なんですか?

松浦 30代後半ぐらいの頃でしたね。まず、私がどういう人間かというのは二の次で、結婚相談所のスタッフに、「あなたは、30代後半だから40代なかば以上の人で、年収はこれぐらいの人がいいですね」と、年齢で区切られて、「条件」を提示されました。でも、そこに明確な根拠はないんですね。「長年の勘と経験」みたいな抽象的なことで、出会いがセッティングされるんです。そんな、曖昧な前提で、「条件」と「条件」を掛け合わせた先に「幸せ」があるのか疑問になりました。それと同時に、自分自身の結婚観や人生観にあった人を探す婚活スタイルがあってもいいんじゃないかとも思ったんです。

―― その違和感は、ご自身で結婚相談所を始めてからもあったんですか?

松浦 そうですね。自分で結婚相談所を立ち上げて、その仕事をする中で、業界全体として、異性と出会うきっかけが、男性なら「収入」、女性なら「年齢」といった「条件」ありきになっている点に強く違和感を覚えました。「これは、古い価値観の押しつけなんじゃないか」って。

―― 婚活サービスと時代のズレを感じたんですね。

松浦 いまは、多様な価値観を認める時代ですし、むしろ結婚しなくても生きていける時代です。なのに、「男なら稼がないといけない」「女なら子どもを産まないといけない」といった「結婚に求める要素」がずっと昔のままだから、そこから逆算した「条件」ありきの出会いになってしまっているんじゃないのかなと。そこを変えられたらなとずっと思ってました。

―― でも、昔から結婚相談所はなくならないですよね?

松浦 人口問題研究所によると、日本人の70%以上が、職場、学校、友人の紹介といった何かしらのコミュニティでの出会いをきっかけに結婚をしてるんだそうです。実は、結婚相談所やマッチングアプリ等のように自らのコミュニティ外で出会って結婚するのは少数派なんですよ。

―― そんなに差があると思いませんでした。そうすると、コミュニティ内で出会って結婚する方が自然な感じがしますね。

松浦 そうなんです。そこで、いきなり結婚相手候補と出会うお見合い形式よりも、まずは、人と人として出会える場所、つまりコミュニティを作ることで、自然な形でのきっかけを提供できないかなと考えてスタートしたのが「マッチモア」の“コミュニティ”なんです。

―― 実際に、そういう場所を作ってみていかがでしたか?

松浦 おかげさまで会員のみなさまからも好評をいただいています。やっぱり、最初にプロフィールを提示して、「条件」で検索するような仕組みがなくても、人と人として出会えば、お互い大人ですし、自主性にお任せしても、自然とコミュニケーションは生まれるというのを確信しました。

―― 何も知らないからこそ、相手を知ろうとする気持ちも積極的にわいてきそうですよね。

松浦 まっさらな状態から人間関係を構築していくためには、まずは相手を知らないといけません。そのためには、自分のことを一方的にアピールするのではなく、相手との共通点を探りながら少しずつ相互理解を深めていくことが求められます。「条件」での出会いに生じがちだった、いわゆるマウンティング的なことも起きませんし、とても優しい社会が形成されていると思います。

―― 古い価値観を壊す新しい形を示せたわけですね!

松浦 令和の時代の新しい婚活スタイルを、ひとつ提案できたのではないかなと思ってます。これが、みなさんのお役に立てば、本当に最高ですね。

■婚活力をあげる“アカデミー”と“イベント”

―― これまでのお話で、婚活がうまくいくためのヒントをたくさん得られたと思っているんですが、逆に婚活がうまくいかない人は、どんな点がダメだったのでしょうか?反面教師として教えてもらいたいです!

松浦 そうですね・・・。「結婚すること自体が目的になっている人」は、あまりうまくいかない印象がありますね。でも、「マッチモア」の理念に共感してくださって、ご自分が結婚したい理由をしっかり掘り下げて、ご自分と向き合ってくださる方であれば、私たちが全力で結婚までフォローさせていただくので、たぶん大丈夫だと思います。

―― それは、いわゆる「条件」的に厳しめの人でもですか?

松浦 はい、もちろん!前向きに自分と向き合ってくださる方であれば、どなたでも大歓迎ですよ。

―― 「マッチモア」に入れば、内面から結婚しやすい人に変われるということですか?

松浦 それもありますが、結婚だけに限らず、ご自分と正面から向き合える人に変われると思います。うちは、「男女の出会いというよりも、仲間との出会いを提供している場所」なので、異性だけでなく、同姓同士のコミュニケーションも発生します。ある意味でリアルな社会と同じように、“コミュニティ”の中で人間関係を築いていくことができる方であれば、結婚に向けて、より効果的なサポートが出来ると思います。

―― 自分らしい人って魅力的に見えますもんね。それは社会でも“コミュニティ”でも同じということですね。

松浦 そうです。実社会では出会わない人と、オンライン上で出会い、人として接していくうちに、自然に恋が芽生えたら理想だなと思っています。きっかけは、色々ありますから。例えば、「ミステリー小説好きな人集まれ」とか「ラーメン好きな人集まれ」とか、“コミュニティ”内で小さなコミュニティが生まれて、そこに参加して、自分のことを他人に伝えると同時に、他人のこともわかっていくうえで、信頼関係が深まっていく、そんな場所です。

―― そうやって共感していくうちに、自然に恋が生まれるという?

松浦 そうなんです!そういうサービスっていままで本当になかったんですよ。だいたいは、いきなり「条件」で検索して、深く知る前に出会って・・・っていう流れが一般的ですから。

―― 僕は、非常に婚活力が低いと自覚しているんですが、「マッチモア」が提供している“アカデミー”というサービスが非常に気になりました。これは具体的にはどんなサービスなんですか?

松浦 講座やワークショップを通して、自分の軸を見つける場です。“アカデミー”には校長がいて、彼女がキーマンなんです。

―― 校長先生がいるんですね!どんな方なんですか?

松浦 クレーン美幸という私と同世代の女性スタッフです。彼女の夫は、イギリス人のクォーターなんですが、彼の家では、夕食の時に、社会で起きていること、いわゆる時事ネタを、それぞれがどう感じるかを話していたんだそうです。つまり、小さい頃から、自分の考えを“言語化”する環境で育ったんですね。“アカデミー”では、校長が夫家族との関わりからヒントを得た“クレーン家式コミュニケーション術”を中心に、「伝えること」「言語化すること」に重きを置いて、みなさんに学んでいただいています。

―― 確かに、男女間において、しっかり言語化することは大事ですよね!

松浦 日本人は言語化するのがあまり得意じゃないですからね。あとから、「あの時、これが嫌だった」とケンカになるぐらいなら、その時にしっかり話し合えるようになりましょう、という考えのもとで、結婚生活も見据えたシミュレーションも行える場所になっていると思います。

―― なるほど!まさに学校じゃ教えてくれないことを教えてくれる場所なんですね!

松浦 そうなんです。まさに“アカデミー”なんです。

―― 「マッチモア」のサービスには、“イベント”というものもありますが、こちらはどんなことをするんですか?

松浦 イベントは、そのものずばり「行事」ですね。大小様々なイベントを企画して実施しています。出会いの場というより、会員同士で何かを楽しむ機会というイメージの方が近いかもしれません。

―― 色々なイベントがあるんですね!ちなみに、どんなイベントが好評なんですか?

松浦 「価値観ゲーム」という、企業のチームビルディング研修などで使われるカードゲームが人気ですね。

―― どんなゲームなんですか?

松浦 「努力」「感謝」「誠実」「お金」「友情」「個性」「愛」「秩序」「混沌」など、様々な価値観が書かれたカードがあって、最終的に自分の価値観に近いカードを5枚揃えるゲームです。

―― 自分の価値観を5枚揃える・・・。難しそう。どうすると勝ちなんですか?

松浦 特に勝ち負けはないんですが、センターに置かれた山から順番にカードを引いていき、手持ちのカードの中で自分の価値観から最も遠いカードを捨てていくというシンプルなゲームでして、最終的に山のカードがなくなった時点で、手持ちの5枚をオープンにするという流れです。4~5人で30分ぐらいでしょうか。

―― なるほど!その人の価値観が丸見えになっちゃいますね!

松浦 そうなんです。ゲーム終了後には、自分のカードがどうしてそうなったか説明し合うんですが、そこが一番盛り上がるところですね。「どうして『努力』を捨てちゃったんですか?」とか「『誠実』よりも『混沌』を望むんですね!」とか。私たちは、部活の顧問のような感じで、その様子を見守っています。

―― ゲームを通して、自分の価値観を理解しつつ、相手にも伝えることが出来たら、すごい効率的ですね!そして、婚活力もあがりそう!

松浦 ぜひ一度、体験しに来てください。

■新しい時代で「マッチモア」が目指す世界

―― 松浦さんのお話を伺っていると、まさに「縁結びの達人」といった印象を受けるんですが、最初から婚活サービスに携わっていたわけじゃないんですよね?

松浦 社会人になってからは、長く英語教育の業界にいました。営業として、小中学校、高校という教育の現場に行くことが多かったのですが、毎年、少子化を目の当たりにしてショックを受けていました。子どもが減る=売上が減る=自分の業界の先細りですから、本当にリアルに感じましたね。子どもが減ることで、社会の構造が崩れていく危機感を間近に感じました。

―― 教育の現場は確かにダイレクトに感じそうですね。

松浦 そうなんです。そんなある日、大学生に対して「キャリアについての講演」をすることになり、その際、人生において仕事を通してキャリアを積むことの重要性にくわえて「結婚」や「子育て」についても話をしたんです。

―― どちらも大事な人生の一部ですもんね。

松浦 講演が終わったあと、学生さんたちと話す機会があって、色々聞いてみたんですが、ほとんどの学生さんは、仕事については将来像を持っているのに、結婚や子どもについて具体的に考えている人は、ほぼいなかったんです。

―― 僕も大学生の頃はそうだったかもしれません・・・。

松浦 その時、「仕事は一生を左右する選択だから、みんな真剣に考えるのに、どうして同じように一生を左右する選択である結婚をキャリアと切り離して考えるんだろう?みんな、結婚について知らなすぎるんじゃないのか?」と思ったんですね。

―― 確かに。僕もそうでした・・・。

松浦 だから、若い人たちが、結婚についてしっかり自分で考えて、理解する機会を作りたいと思いました。自分の中で漠然と危機感をいだいていた少子化のひとつの解決策として、若い人に「結婚を素敵でいいもの」として、しっかり伝えることで、結婚したい人が、子どもが欲しい人が増えたらいいなと思ったんです。

―― なるほど。その思いも「マッチモア」に反映されているんですか?

松浦 はい。これは将来的な目標ですが、いずれは高校生~大学生ぐらいの年代の若者に、「結婚の価値」について伝えていきたいなと思っています。具体的には、人生を歩むうえでの“キャリア”“生き方”としての「結婚の価値」を若い人たちに考えてもらうことで、結婚を「時が来たらいずれすること」のような抽象的な出来事ではなく、「人生をより豊かにするための選択肢のひとつ」として考えてもらえるようになればいいなと思っています。そうなることで、結婚する人たちも増えて、子どもも増えて、日本の未来も明るくなればいいなと期待してます。

―― 社会の雰囲気や少子化を左右するのは、そのベースとなる個々人の幸せな人生ですものね。勉強になります!社会という意味でいうと、今年は新型コロナウイルスの影響で、“新しい価値観”への転換が求められる年になりました。そんな中、今後の婚活はどう変わっていくと思われますか?

松浦 昭和スタイルの旧態依然とした婚活が終わり、令和スタイルのまったく新しい婚活へ大きく転換していくと思います。縛りや慣習、様式や枠といったものがない、すべてにおいて“自由”な婚活が一般化していくんじゃないでしょうか。同時に、コロナの影響でパートナーの重要性を痛感した人も多く、「誰かと一緒にいたい気持ち」は高まっていると思います。だからこそ、私たちサービス提供者は、どうしたらみなさんのニーズに寄り添えるか、一生懸命、想像をめぐらして、新しい価値観に合った、新しいサービスを提供しないといけないなと強く感じています。

―― 婚活業界も大転換ということですね。結婚の平均年齢も変化しそうですか?

松浦 希望的観測ですが、下がるのではないかと思います。コロナの影響で、「男性が稼ぐべき」「女性は家を守るべき」という旧来の価値観は崩れたと思います。様々なことが不安定になったことで、新しい価値観のもとで生きていくために考える人が増え、その結果、「結婚」に対しても、一緒に生きるうえで必要なことを早い段階から共有していこう、という人が増えると思います。価値観の変化には、やはり若い人の方が柔軟に対応できると思うので、若い人の結婚が増えるんじゃないでしょうか。

―― これまでの経験から、どういうタイプの男女だと、新しい価値観の中で、うまくいくと思われますか?

松浦 会話ができる男女ですね。お互いの考えをしっかりと言語化できる、意思疎通を図れるカップルは強いと思います。これまで、相手に伝えなさ過ぎて失敗した人をたくさん見てきましたので・・・。あと、お互いに尊敬し合っていることも大事な要素ですね。

―― ずばり、人生における「結婚」とはなんでしょうか?

松浦 「より良く生きるための手段」だと思います。なので、もし、結婚してみて、「違うな」と感じたら思ったら変えてもいいと思います。もちろん、決断に対して無責任になってはいけませんけど。あくまで「手段」であって「目的」ではないということが大事だと思います。

―― 最後に、「マッチモア」としての今後のビジョンを教えてください。

松浦 今後は、“コミュニティ”の全国展開を考えています。いまは、コロナの影響もありオンライン上で運営をしていますが、いずれオフラインでの開催ができるようになった際に、より小規模で密なコミュニケーションが図れる場として、地域に密着した“コミュニティ”を作りたいと考えています。具体的には、北海道、九州あたりからはじめたいなと思っています。

―― 全国各地に“コミュニティ”があって、全国どこに行っても「マッチモア」の会員同士で親睦が深められたら楽しそうですね!

松浦 そうなったら素敵ですよね。実現できるよう頑張ります!

―― 最後の個人的な質問で恐縮ですが、結婚願望はあるけど一歩踏み出す勇気が出ないアラフォーの婚活マンガ家(僕)に、何かアドバイスをいただけませんか?

松浦 相手を信頼すること!それが一番大事です!楽しいことも不安なことも、しっかり言語化して、気持ちを伝え合うことを続けるうちに、自然とその一歩を踏み出せる時が来ると思います。応援してますね!

―― ありがとうございます!頑張ります!

《インタビュアー》真田タカオ
38歳。独身。放送作家・マンガ家。小学館『ビッグコミックスペリオール』にて自身の婚活エピソードを赤裸々に綴った「タカオさんの婚活」を不定期掲載中。

インタビューの様子は動画でもご覧いただけます

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